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OpenStackって何?その1:概要編

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zaco muraです。
近頃流行っているらしいと噂のOpenStack。IT系のメールマガジンでもけっこう見かけるようになってきました。とはいえ、OpenStackって何なのか?どういうことができるのか?ということを知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。そんな中、社内でOpenStackの勉強会を行う機会があったのでOpenStackとは?ということをまとめてみました。

前提

・本記事はある程度ネットワーク・サーバの知識がある方を対象にしています。というか、そういう人でなければOpenStackを理解するのは難しい気も。。
・わかりやすくするために、あえて簡略化したり限定したりして書いています。ですので厳密には違う部分もあるかと思いますが、ご容赦ください。
 (ただ、大きく間違ってはいないと思います。社内勉強会でも「そこは違うよ!」みたいなことは言われなかったです。)

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OpenStackを一言で表すと?

まず初めに、OpenStackというものを一言で表すと、

“Iaas環境を構築するためのソフトウェア群”

になります。ここで言っている「Iaas環境」をもう少し具体的にすると


・CPU、メモリ、ストレージ、ネットワークなどのリソースを仮想化する機能
・利用者の権限に基いてに対してリソースを割り当てる機能
・リソースや権限を操作するGUI画面

などの要素を提供するソフトウェア群になるかと思います。

OpenStackを使うと何ができるの?

上記の通り、Iaas環境の基盤を構築できます。
これを使うことでAWSやさくらVPSのように仮想サーバを貸すようなサービス(パブリッククラウド)が簡単に作れます。また、企業の社内インフラとしても利用できると思います。

他のソフトウェアとどう違うの?

OpenStackの位置付けを考えると、競合するようなものとしては、vSphere(vmware) や cloudstack のようなものがあると思います。
cloudstackのことはあまり知らないのでvSphereと比較した場合の特長は

・オープンソースである
・パブリッククラウドのサービスを前提としている
・設計思想が異なっている

ことだと思います。(ここはあくまで私見です)
それぞれについて説明していきます。

特長1 : オープンソースである

そのままですが、無償で利用できます。また、ソースコードが開示されていますので自分でカスタマイズも可能です。
反面、トラブル時などのベンダサポートはありません。
(有償版のOpenStackを出しているベンダーもあります。そちらにはサポートが付いています)

特長2 : パブリッククラウドのサービスを前提としている

OpenStackはそもそもAmazon Web Serviceの機能を念頭におかれて作られている(らしい)ものなので、パブリッククラウドに必要な機能が盛り込まれています。
例えば、複数のユーザが利用できることや、従量課金のためにユーザの利用量を測定する機能などがカスタマイズ無しに使えます。

特長3 : 設計思想が異なっている

個人的な考えですが、OpenStackとvSphereの設計思想はそれぞれ以下のようになっていると思います。

vSphere : 1つの仮想マシンをずっと使い続けるという思想。
OpenStack : 仮想マシンを使い捨てにするという思想。

これは、例えば信頼性の部分に関わってきています。
vSphereの場合では1つの仮想マシンを大事に使うため、ホストが死んだ場合などはHA機能を使って救済しますが、OpenStackではその機能はありません。
また、別の面ではOpenStackは通常OSイメージから仮想マシンを構築しますが、vSphereでは空の仮想マシンを作成し、その上で自由にOSを入れていきます。つまり、OpenStackのほうが仮想マシン作成が短時間かつ簡単にできます。

これはどちらが良い・悪いという議論ではなく設計思想が異なっているということです。

思ったよりも長くなったので、OpenStackって何?その2:詳細編に続きます。。

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